PAGE2(ディスク・コントロール)
フロッピー・ディスクに登録された音色データやシーケンサー・データの管理を行う。
音色データは 8 文字までの半角の大文字英数字のみ利用可能。ここでは指定したレジスター(ページ 3 の解説参照)に音色を読み込んだり,ディスク上から音色やシーケンス・データを削除/コピーしたり,名前を変更したりといった作業を行う。
データ名の後ろには ".xx" で示される拡張子がつく。以下に拡張子の内容を示す。
.VC:ボイス・ファイル
16 K バイトの音色ファイル。音色はページ 8 のサンプリングや,ページ 4 ~ 6 の波形合成で作られる。
.IN:インストルメント・ファイル
.VCを最大 8 個まで組み合わせ,それを鍵盤上のどこに配置するか,またそれらボイスのチューニングやボイス数のデータを保存したファイル。インストルメントの設定はページ 3 で行う。
.CO:コントロール・ファイル
ボイス・ファイルに付属し,その音に対するベロシティーの度合いやビブラートの深さ,コントロール・スライダー等をどのように使用するかを保存したファイル。コントロール類の設定や .VC とのリンクはページ 7 で行う。
通常 .VC をロードすると自動的にそれに付随した .CO が読み込まれるが,ボイスをロードした後で,別な .CO ファイルをロードして使うこともできる。たとえば鍵盤上で音をチェックするための .CO と,レコーディングで使用する .CO を分けて登録しておくなどの使い方がある。
.RS:リズム・シーケンサー(リアル・タイム・コンポーザー)・ファイル
ページ R で作ったシーケンサーのファイル。
.SQ:シーケンサー・ファイル
ページ 9 で作ったリアル・タイム・シーケンサーのファイル。
.AI:アナログ・インターフェイス・ファイル
アナログ・インターフェイスで CV/ゲートを CMI のどのボイスやコントロールに接続しているかを保存するファイル。ページ A で作られる。
.SS :シーケンス・ファイル
ページ C のコンポーザー言語 ”MCL ”で作られた演奏データのファイル。
.PT :パート・ファイル
ページ C の MCL で作られた .SS のファイルを CMI のどの鍵盤( CMI 内には仮想の 8 段鍵盤がある)で演奏させるかを指定するファイル。
.PC :ピース・ファイル
ページCの MCL の親ファイル。ここに .PT や .SS のファイルを登録し,プレイ・コマンドを実行すると,登録された演奏データが設定された各種音色で一斉に演奏される。
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