標準仕様で6個の704が搭載されている(このサイトのものは8個)。
704 シリーズには,A/B/C/D の 4 タイプがある。それぞれ内部結線の接続先が違っているだけで,仕様は同じものである。また 704 シリーズではオーディオ信号だけでなく,CV 信号もコントロールできるため,VCO に送る LFO のレベルをVCAで制御してディレイ・ビブラートを作ったりすることもできる。
1.MODULATION = モジュレーション・イン・ジャック/ボリューム
VCA をコントロールする外部電圧入力ジャックと,その入力ゲイン調整ボリューム。
2 つの入力があり,704A/B/D ではそのうちひとつが ADSR(1/2 切り替え)に内部結線されており,入力はひとつだけになっている。
ボリュームが 10 の場合,LINEAR では 1V で 10%,EXPONENTIAL では 1V で 10dB のレベル変化が得られる。
2.SIG IN = オーディオ信号入力ジャック/ボリューム
3 つのオーディオ信号(または CV 信号)の入力と,そのレベルを調整するボリューム。704A/B では VCF 1/2 が,704D では VCF 1 とリング・モジュレーターが内部結線により接続されており,入力はひとつだけとなっている。
3.VCA OUT = VCAアウト
VCA の信号出力ジャック。出力に信号がくるとグリーンの LED が,その信号がオーバー・ロードすればレッドの LED が点灯する。
4.INITIAL GAIN = イニシャル・ゲイン
VCA のMODULATION にコントロール電圧が全くかかっていない場合のゲインを調整するボリューム。
5.LINEAR-EXPONENTIAL = リニア/エクスポネンシャル・コントロール・モード
オーディオ入力信号(または CV 信号)に対して,コントロール電圧をリニアに働かせるか,エクスポネンシャルに働かせるかを選ぶスイッチ。
エクスポネンシャルでは急激な音量変化(または CV コントロール量変化)を得る事ができ,オーディオ信号では非常にパーカッシブなサウンドを作ることができる。
また VCA を 2 つ直列につないで 1 つ目の VCA で音量コントロールを行う場合,モードをエクスポネンシャルにしてイニシャル・ゲインとの組み合わせでレベル調整を行うこともある。
ADSRを動かしながら、コントロール・モードをリニア-エクスポネンシャルに切り替えてみる
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