全く同じエンベロープ・ジェネレーターが 2 機と LFO が 1 機,搭載されている。
Envelope Generator:
1.ENV-1/2 = エンベロープ・ジェネレーター1/2
アタック・タイム,ディケイ・タイム,サスティン・レベル,リリース・タイムの 4 つのパラメーターをもった標準的エンベロープ・ジェネレーター。
2.EXT/GATE+TRIG/GATE = ゲート・トリガー選択スイッチ
エンベロープ・ジェネレーターを,どの信号で働かせるかを選択するスイッチ。
◆EXT
外部ゲートで信号でコントロールする。
◆GATE+TRIG = ゲート+トリガー
演奏する音程が変わるごとにエンベロープ・ジェネレーターが再起動する。
◆GATE = ゲート
レガートに演奏した場合には最初の音でのみエンベロープ・ジェネレーターが起動し,鍵盤から手を離さなければ再起動しない。
3.EXT GATE = 外部ゲート信号入力ジャック
ゲート・トリガー選択スイッチが EXT になっているとき,外部からのゲート信号を接続する。
4.MANUAL GATE = マニュアル・ゲート・ボタン
手動によりエンベロープ・ジェネレーターを起動する。ボタンを押している間ゲート信号がエンベロープ・ジェネレーターにかかる。
5.ENV-(1/2)OUT = エンベロープ出力ジャック
2 つのエンベロープ電圧出力と,1つの逆極性出力がある。逆極性出力では上下が逆のエンベロープ電圧が出力される。
ADSRを色々なパターンにセットし、 正極性の出力と逆極性の出力を順番にVCOに送る
■LFO
低周波発振器。この出力信号は各種モジュールに接続可能で,ビブラート(VCO),グロウル(VCF),トレモロ(VCA),パルス・ワイズ・モジュレーション(VCO/PWM),ADSR に接続しリピート効果を得る,など多用途に使用される。
6.FREQ = LFO発振周波数
LFO の発振周波数を可変するボリュームで,発振しているスピードは LED で確認することができる。
7.FREQ RANGE = 周波数レンジ
FREQ のボリュームで可変できる周波数範囲を設定するスイッチ。
L:0.05 ~ 0.6 Hz、M:0.5 ~ 6 Hz、H:2.5 ~ 30 Hz まで可変可能。
8.DELAY = ディレイ・タイム
鍵盤を押した瞬間から LFO 出力に信号が 100% 出力されるまでの時間を決める。0 ~ 7 秒までの範囲で可変可能。ディレイはゲート信号にしたがって作動するため,レガート演奏中は最初の音にのみディレイ効果が現れる。
9.WAVE FORM = LFO出力波形
LFO の出力波形を選択するツマミで,サイン波/三角波/矩形波/鋸歯状波1/鋸歯状波2の 5 種類の波形が選べる。
5種類の波形を周波数レンジH/M/L、出力レベル×1/×1/10にしながらVCOに送る
10.OUTPUT LEVEL = 出力レベル切り替え
LFO の出力レベル切り替えスイッチ。×1 では 10V p-p ,×1/10 では 1V p-p の電圧が出力される。通常のビブラートなどには×1/10 を,LFO で ADSR を起動したりする場合には×1 を使用する。
11.LFO OUT1~2 = LFOアウト1~2
LFO の信号出力ジャック。1/2 とも同じものが出力される。
12.FREQ CV IN = 周波数外部コントロール電圧入力ジャック
発振周波数を外部からの CV でコントロールするためのジャック。
13.KYBD TRIG = キーボード・トリガー
オンにすると,鍵盤からのゲート信号で LFO の波形を最初(位相角 0 度)の位置からスタートさせられる。
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