概要:
楽器について
1982 年に発売された ROLAND 最後のアナログ・シンセサイザー。 ROLAND 最後のアナログにふさわしいスペックかというとそうでもなく,小型軽量のモノフォニック・シンセにコンピューターによるオートアルペジオや 100 ステップのシーケンサーがついたというもの。
当時の定価
本体:5万9千8百円
モジュレーション・グリップ・セット(モジュレーション・グリップ,ストラップ,ストラップ・ピン):8千円
仕様:
●鍵盤:
32 鍵(F スケール)
●VCO:
レンジ(16’,8’,4’,2’)
パルス・ウィズ・モジュレーション(50% ~ Min)
PWM モード・スイッチ(ENV/MANUAL/LFO)
モジュレーション・デプス
デチューン(±50 セント)
●ソース・ミキサー:
パルス波レベル
鋸歯状波レベル
サブ・オシレター・レベル
サブ・オシレター・ウェーブフォーム(1 Oct Down(矩形波),2 Oct Down(矩形波),2 Oct Down(パルス波))
ノイズ・レベル
●VCF:
カットオフ・フレケンシー(10 Hz ~ 20 KHz)
レゾナンス(0 ~ 自己発振)
ENV デプス
モジュレーション・デプス
キー・フォロー(0 ~ 100%)
●VCA:
ENV/GATE 切替スイッチ
●ENV:
アタック(1.5 ms ~ 4 s)
ディケイ(2 ms ~ 10 s)
サスティン・レベル(0 ~ 100%)
リリース(2 ms ~ 10 s)
GATE + TRIG/GATE/LFO 切替スイッチ
●モジュレーター:
LFO/CLKレート(0.1 Hz ~ 30 Hz)
LFO/CLKレート・インジケーター
ウェーブフォーム(三角波/矩形波/RANDOM/NOISE)
●コントローラー:
ボリューム
ポルタメント・タイム(0 ~ 3 s)
ポルタメント・モード・スイッチ(AUTO/OFF/ON)
オクターブ・トランスポーズ(L/M/H)
ベンド・センス(VCO/VCF)
LFO(サイン波)モジュレーション・デプス
ベンダー・レバー(LFO モジュレーション・スイッチ)
●シーケンサー:(100 ステップ Max)
ロード・ボタン & インジケーター
プレイ・ボタン & インジケーター
●アルペジオ:
UP/UP & DOWN/DOWN
●ホールド
●キー・トランスポーズ
●接続ジャック:
アウトプット(0 dBm max)
ヘッドフォン(ステレオ)
CV アウトプット(1V/Oct,0.415V ~ 5V)
GATE アウトプット(OFF:0V,ON:12V)
CV インプット(1V/Oct ,0V ~ 7V)
GATE インプット(+ 2.5V 以上で ON)
ペダル・ホールド(DP-2)
外部クロック・インプット(+ 2.5V 以上のパルスでステップ)
DC インプット(9V ~ 12V/専用アダプター PSA-100)
モジュレーション・グリップ用接続ジャック
●電源:
DC 9V(UM-2:6 本または PSA-100)
●消費電力:
1W
●外形寸法:
570(W)×311(D)×80(H)mm
●重量:
4.1 Kg(乾電池含まず)
●付属品:
2.5 m接続コード
パネル:
フロント・パネル:
パネルは左からチューニング,モジュレーター,VCO ソース・ミキサー,VCF ,VCA ,エンベロープ・ジェネレーターがあり,その下に電源スイッチとシーケンサー/アルペジェーターが,鍵盤左にはベンダー/ポルタメント等のコントローラー配置されている。またフロント・パネル上部にはオーディオ・アウト,CV ,ゲート関係の入出力ジャックが並んでいる。
モジュレーターには LFO/CLKレート・ボリューム(LFOレートとシーケンサーの速度を兼ねる),LFO のウェーブ・フォーム・セレクト・スイッチが,VCO にはモジュレーション,レンジ,パルス・ワイズ関係のスイッチ/ボリュームがある。ソース・ミキサーには VCO のパルス波,鋸歯状波,サブ・オシレター,ノイズの音量をミックスするボリュームがついている。VCF にはカットオフ・フレケンシー,レゾナンス,ENV ,モジュレーション,キー・フォローのボリュームがある。VCA には ENV/ゲートのセレクト・スイッチがある。エンベロープ・ジェネレーターは通常の ADSR の 4 つのボリュームと ENV の動作モードスイッチがついている。
シーケンサー/アルペジェーター部には音程データ打ち込み用のボタンやアルペジェーターのモード・スイッチが並んでいる。
コントローラー部にはベンダー(上方向に押すと LFO モジュレーションをかけられる)やポルタメント,トランスポーズ等のスイッチが並んでいる。
リア・パネル:
なし
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