概要：
楽器について
1973 年春に創業 2 年目だった ROLAND から発表されたモノフォニック・シンセサイザー。自分で音作りができるパネルと，プリセット・スイッチの両方をもつ機種。
バンド系の人にもオルガン・ユーザーにも使えるようにという発想で作られている。
当時の定価
本体：15万円，スタンド（PL-1）：1万5千円
フットボリューム（FV-1）：6千5百円，フットスイッチ（DP-1）：千5百円
仕様：
（当時のカタログより転載しているため，用語の違う言葉があります）
●37 鍵（F スケール）
トランスポーズ切替スイッチにより音域がオクターブ上下。
●プリセットタブレット - 10
チューバ，トランペット，サキソホーン，フルート，クラリネット，オーボエ，バイオリン，ベースギター，ハープシコード，ピアノ
●音源（Voltage Controlled Oscillator）音域：9オクターブ
1）コンビネーションタブレット - 9
32' 鋸歯状波，16' 矩形波，16' パルス波，8' 矩形波，8' パルス波，8' 鋸歯状波，4' 鋸歯状波，2' 矩形波，ノイズ
2）モジュレーションタブレット - 3
ビブラート，ディレイ，サイン波／矩形波切替
ビブラートデップスコントロール（V.C.O. モジュレーション） - 1
ピッチコントロール - 1
グライドスイッチ - 1
ポルタメントタイム - 1
ポルタメントスイッチ - 1
トランスポーズ切替スイッチ（L／M／H） - 1
●音色（Voltage Controlled Frequency）
1）スペクトラムタブレット - 3
グロウル，ワウ，A.D.S.R
2）センシティビティーコントロール - 3
グロウル，ワウ，A.D.S.R
3）フィルターレゾナンスコントロール - 2
カットオフ・フレケンシー，レゾナンス
●音量（Voltage Controlled Amplifier）
1）エンベロープタブレット
A.D.S.R.，スローアタック，スタッカート，パーカッション，ホールド
2）モジュレーションタブレット - 2
トレモロ，サイン波／鋸歯状波切替
3）トレモロデップスコントロール
（AMP.モジュレーション） - 1
●その他
1）エンベロープコントロール - 4
アタック，ディケイ，サスティン，レリース
2）モジュレーションジェネレーター - 2
鋸歯状波レート，サイン波／矩形波レート
3）ノイズジェネレーターボリューム - 1
4）ノイズ切替スイッチ（ホワイト／ピンク） - 1
5）ランダムノートスイッチ - 1
6）ボリューム - 1
7）チューニング - 1
8）アウトプットジャック - 1
9）アウトプットレベル切替スイッチ
10）グライドジャック - 1
11）V.C.F. コントロールジャック - 1
12）電源電圧切替器 - 1
13）電源電圧 AC100V，117V，220V，250V. 50/60Hz
14）消費電力 6VA
15）寸法 865（巾）×260（奥行）×150（高さ）mm
16）重量 12 kg（本体のみ）
17）付属品 2.5 m 接続コード（ピンプラグアダプター付き）
譜面立て
パネル：
フロント・パネル：
パネルには左上から2つのモジュレーション・ジェネレーター（LFO），ピンク／ホワイトの切り替え可能なノイズ・ジェネレーター，ランダム・ノート・スイッチ，グライド・ボタン，ピッチ・ボリューム，トレモロ・デプス，ビブラート・デプス，VCF センス，ポルタメント，エンベロープ・ジェネレーター，VCF，ボリューム，トランスポーズ・スイッチがついている。
また，鍵盤手前のタブレット・スイッチは左から，アンプ・モジュレーション（トレモロ），フレケンシー・モジュレーション（ビブラート），VCF のエンベロープ・セレクト，VCA のエンベロープ・セレクト，VCO の波形セレクト，10 個のプリセットが並んでいる。
リア・パネル：
リア・パネルにはチューニング・ボリューム，グライド，VCF，アウトプットのジャック，アウトプットのレベル切り替えスイッチ，電源電圧セレクターがついている。
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