概要：
楽器について
このサイトの Dual Soloist は 1970 年初頭に発売されたプリセット・シンセサイザー， Soloist の鍵盤カット改造品で，全く同じものが上下に 1 台ずつ，計 2 台入った珍品である。改造は専門家によるものらしく（その他色々の項目参照），長い年月がたった今でも問題なく使える。
オリジナルの Soloist は，オルガンの上において使うプリセット・タイプのシンセサイザーで， ARP の 名器 Pro Soloist の前身である。
当時の定価
国内価格不明
仕様：
●鍵盤：
37鍵，C ～ C ，タッチ・センス付
●プリセット・セレクト：18
ウッドウィンド：7
バスーン／イングリッシュ・ホルン／クラリネット／サックス／オーボエ／フルート／ピッコロ
ブラス：4
チューバ／トロンボーン／フレンチ・ホルン／トランペット
ストリングス：2
チェロ／バイオリン
パーカッション：5
エレクトリック・ベース／エレクトリック・ピアノ／バンジョー／ハープシコード／バイブ
●タッチ・センサー：6
ピッチ・ベンド／ビブラート／ワウ／グロウル／ブリリアンス／ボリューム
●リピート・スイッチ：1
オン／オフ・スイッチ：1
ビブラート／リピート・スピード・ボリューム：1
●ポルタメント・スイッチ：1
オン／オフ・スイッチ：1
ポルタメント・タイム・ボリューム：1
●トランスポーズ：2
トランスポーズ1：
オクターブ・ダウン／ノーマル／オクターブ・アップ
トランスポーズ2：（ Dual Soloist のみの機能，プリセットした音程に切り替える）
オン／オフ
●センサー・スイッチ：
オン／オフ（ Dual Soloist のみの機能，アフタータッチ機能のオン／オフ）
●ブリリアンス・ボリューム：1
●レベル・ボリューム：1
●センサー・センシティビティー・ボリューム：2
●キーボード・コネクター：3
●トランスポーズ・ボリューム：1
●チューニング＆スケール：4
以上が全て 2 組ある。
パネル：
フロント・パネル：
パネルには左からタッチ・センサー・スイッチ，リピート・スイッチ，途中にポルタメント・スイッチをはさんで，プリセット・スイッチがウッドウィンド，ブラス，ストリングス，パーカッションの順に並んでいる。また中央ラインには左からキーボード・センサー・スイッチ，トランスポーズ・スイッチ 2，ポルタメント・ボリューム，ビブラート／リピート・スピード・ボリューム，トランスポーズ・スイッチ 1，ブリリアンス・ボリューム，レベル・ボリュームが並んでいる。
リア・パネル：
リア・パネルには左からキーボード用コネクター 1，チューニング／スケール調整用ボリューム，トランスポーズ・スイッチ 2用のプリセット・チューニング・ボリューム，キーボード・コネクターのセレクト・スイッチ，キーボード・コネクター 2，フット・コントローラー・コネクター，タッチ・センサー・センスのボリュームが並んでいる。センサー部分は改造され，タッチ・センサーを鍵盤からでなくフット・ペダルからコントロールすることもできるようになっている。
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