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RS-09:

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RS09ALL
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   概要  ウンチク  その他
RS-09 はこんな音

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  ウンチク :

●09 シリーズは ROLAND の低価格入門キーボード・シリーズで,RS-09 の他に,SH-09,VK-09(オルガン),EP-09(ピアノ),SA-09(オルガン/ピアノ)などがある。入門器とはいえ,値段的には 11万9千円とまだまだ高額であった。


●RS-09 のオルガン・サウンドは,ハモンド・オルガンのようなパーカッシブなジャズ/ロック系サウンドではなく包みこむようなパイプ・オルガン系の音である。簡単なリバーブでもあれば,オルガンの 8’と2’のボリュームをフルにしたオルガン I のサウンド(アンサンブルはオフ)でも充分効果的なパイプ・オルガン・サウンドを作ることができる。


●オルガン・サウンドは柔らかめの I と,固めの II が用意されている(両方選ぶことも可)。アンサンブルをかけてもオルガン・サウンドのキャラクターは残るので,ストリングスと併用すると結構気持ちのいいサウンドが得られる。またリア・パネルのオルガン RAW アウトからは,オルガンのフィート・ボリュームをミックスした信号が常に出力されており(オルガン・スイッチやアンサンブルのオン/オフに関係なく),これとゲートを SH-09 等につなげば,簡単なポリフォニック・シンセ・サウンドも得られる。


●09 シリーズはアマチュア向けに作られたものだが,値段やサイズが手頃なことから,プロのギター・プレイヤーなどがステージでちょっとだけ演奏するのによく使われていた。有名なところではキング・クリムゾンのステージでロバート・フリップがギターを弾く合間にストリングス系のサウンドを演奏したりしている。


●RS-09 は途中でマイナー・チェンジが行われた。初期ものはタブレット・スイッチが大型で,全体のデザインは SH-1 や 09 と同じだったが,後期はスイッチ類が LED 付のものになり,デザインも多少オシャレになった。どちらも市場価格は変わらないが,初期モデルのほうが SH シリーズと同じデザインのため,マニアックでよろしい。


●ストリングス・サウンドは,それ以前に発売されていた RS シリーズとそれほど変わらない。したがって広い音域を必要とせずに,ストリングス的なサウンドがちょっとだけ欲しいというユーザーにはおすすめの機種である。また外部入力端子もあるので,アンサンブル・エフェクターがわりに使うのにも便利である。価格的にも 1 万円 ~ 2 万円前後で取り引きされており,たまに 1 万円以下で売っていることもある。キーボードの演奏さえできれば値段のわりに重宝する 1 台となるだろう。

 というわけで,1 万 2 千円以下なら買い!


外部とのインターフェイス

CV/ゲートのイン/アウト:ゲート・アウトのみあり

MIDI:改造は不可能