概要:
楽器について
1974(5?)年に発売された CORDOVOX ブランドのオルガン+シンセサイザー。アメリカの NORLIN MUSIC から発売されているが,シンセ部分は MOOG のプリセット・シンセ”Satellite”が入っており,オルガン部分はイタリア製である。
CDX オルガンはコード・ボックス(CORDOVOX)オルガンの略。
当時の定価
不明
仕様:
●鍵盤:
アッパー:44 鍵,F ~ C
ローワー:49 鍵,C ~ C(下部 C ~ E までの 17 鍵はベース鍵盤として使用可能)
●シンセサイザー部:
モノフォニック,高音優先型
シンセサイザー・オン/オフ:1
プリセット:9 ピアノ,サックス,ギター,フルート,バンジョー,クラリネット,ストリングス,トランペット,ホルン
プリセット・セレクト:1
オクターブ:2 2 つのスイッチの組み合わせで 4 オクターブ音域可変
モジュレーション・スイッチ:4 リピート,サイン波/矩形波切替,ビブラート,トレモロ
グライド・オン/オフ:1
サスティン・オン/オフ:1
セミ・プリセット:12
ブラス:2 ミュート,オープン
リード:4 シン,ホロウ,フル,ブライト
ストリング:4 ボウ,プラック,ストライク,ピック
その他:2 ベル,ルナ
チューニング:1
フィルター:3 コントゥア・ジェネレーター・デプス,カラー(カットオフ・フレケンシー),エンファシス
モジュレーション・ボリューム:2 レート,デプス
グライド・ボリューム:1
音量ボリューム:1
●オルガン部:
フルート・ボイス(サイン波系ドローバー):6 16’,8’,5 1/3’,4’,2 2/3’,2’
ミクスチャー:1
アッパー・ボリューム:1
ローワー・ボリューム:1
パーカッション・ボリューム:4 8’,4’,2 2/3’,2’
パーカッション・ディケイ:1
パーカッション・リピート・レート:1
パーカッション・オン/オフ:1
パーカッション・リピート・オン/オフ:1
パーカッション・モノ:1
カプラー・スイッチ:1
サスティン・オン/オフ:1
ベース・オン/オフ:1
ベース・ボリューム:1
ギター・ベース・ボリューム:1
ビブラート・デプス・ボリューム:1
●消費電力:
25W
●外形寸法:
1150(W)×640(D)×290(H)mm
パネル:
フロント・パネル:
コントロール・パネルは下鍵盤の左右,上鍵盤の左,そして正面のパネルの 4ヵ所にある。この中でシンセサイザーに関係あるのは正面パネルと,上鍵盤左のパネルで,残りはオルガンの音作り用のレバー類が並んでいる。
正面パネルにあるのはシンセ・セクションのオン/オフ・スイッチ,9 個のプリセット・セレクト・ボタン,オクターブ切替スイッチ,モジュレーション・セレクター(ビブラート等),グライド・スイッチ,サスティン・スイッチ,そしてフィルター等でコントロール可能な音源スイッチ(考え方はほとんどプリセットと同じ)が 12 個並んでいる。
上鍵盤左にはフィルター関係のボリューム(コントゥア・ジェネレーター・デプス,カットオフ・フレケンシー,レゾナンス),モジュレーションのレート,デプス,グライド・タイム,音量のボリュームが並んでいる。またさらに左には,オルガンの音色を作るドローバー代わりのボリューム(フルート・ボイス,ミクスチャー)とアッパー,ローワーの音量ボリュームがある。
下鍵盤左にはオルガン用のベース音色セレクターやビブラート・デプスのボリュームがある。
下鍵盤右にはパーカッションのボリュームやパーカッション・モードを決めるスイッチが並んでいる。
リア・パネル:
リア・パネルはないが本体下部に出力ジャックと,ベース・ペダル用のコネクター端子がついている。
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