Minikorg 700 に追加された VCO 2 等のパネル。
1.モード・セレクター
◆デュエット
2つの VCO が一緒に鳴る。ただし VCO 2 の波形は鋸歯状波のみ。
デュエットで2つのVCOを完全5度にセットして演奏
◆モジュレーター1
モジュレーター 1 ~ 3 では,VCO 1 と 2 がリング・モジュレーターに接続され,非整数次倍音が得られ鐘の音や効果音が作れる。
モジュレーター1 は VCO 2 のピッチが高めにセットされ,高域の成分が多い派手な音が作れる。
モジュレーター1によるサウンド
◆モジュレーター2
モジュレーター 1 に対し,VCO 2 のピッチが低めに設定され高域成分の少ない音が作れる。
◆モジュレーター3
VCO 2 のピッチが固定になり,音程感がハッキリしなくなる。
ガムラン音楽等を模倣するときに有効である。
モジュレーター3によるサウンド
◆ノイズ1
レゾナンスのついたピッチ感のあるホワイト・ノイズ。
口笛の音等を模倣するときに有効。
通常のシンセでは VCF でのレゾナンス操作によりピッチ感のあるノイズを作っているが, Mini Korg ではトラベラーによる微調整ができないため,こういったモードを追加することによって対処したものと思われる。
ノイズのピッチは鍵盤の他,Pitch ボリュームでも変更可能。
ノイズ1のサウンド
◆ノイズ2
ピッチ感のない通常のホワイト・ノイズ。
2.PITCH = ピッチ
VCO 2 の音程調整ボリューム。
3.BALANCE = バランス
VCO 1/2 の音量バランス調整ボリューム。
4.EFFECT = エフェクト
VCO 2(左側コントロール部分全体)のオン/オフ。
5.SUSTAIN LONG = サスティン・ロング
アタック/スロー,パーカッション/シンギング,サスティンの変化時間を長くする。効果音等を作る時に使用すると便利。
6.TRAVELER VIBRATO = トラベラー・ビブラート
ビブラート用のコントロール信号をトラベラーに送り,グロウル効果を得る。効果の深さ速さはビブラート・スピード/デプスで変えられる。
トラベラー・ビブラートのサウンド
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