Mini Korg には VCF という考え方がなく,レゾナンスにより音色にクセをつけることはできない。かわりにこのブライト・スイッチがあり,これをオンにするとトラベラーのカットオフ位置にレゾナンスのピークがつきトラベラーを動かすことにより,ミャオーンという鼻をつまんだようなシンセ・サウンドを作ることができた。ピークの持ち上げ具合は微調整できなかった。
エクスパンド/ブライトを順番にオンにしながら演奏
3.SUSTAIN = サスティン
一般的シンセサイザーでサスティンというと,鍵盤を押し続けている間の音の持続量のことであるが, Mini Korg ではリリース(余韻)を意味している。 Mini Korg 700 ではサスティン時間の長さは固定になっていたが,700S ではサスティン・ロング・スイッチにより時間を長くすることが可能とはなった(それでも時間の微調整はできなかった)。