概要:
楽器について
1982 年頃に発表されたオルガン/シンセサイザーの複合ポリフォニック・キーボード。オルガン/ストリングスやストリングス/シンセサイザーは多いが,オルガンとシンセというのは珍しい。
ストリングスがないためコーラス・ジェネレーター等は搭載されていないが,フル・ポリフォニックで各音に対して 2 オシレターになっており,比較的面白い音が作れる。
当時の定価
国内価格不明
仕様:
●鍵盤: 61鍵,C ~ C
●オルガン: オクターブ・ミックス・ボリューム:4 16’,8’,4’,2’(各矩形波)
●オシレター: ●OSC1: ファイン・チューン:1 シンク・スイッチ:1 オクターブ・ダウン・スイッチ:1
●OSC2: コース・チューン:1 オクターブ・モジュレーション・スイッチ:1 オクターブ・ダウン・スイッチ:1
オシレターφフェイズ LED
●ウェーブ・フォーム・セレクション: ウェーブ・フォーム:1 鋸歯状波/矩形波/ミックス(鋸歯状波 + 矩形波)
オルタネートSAW/SQ:1 オン/オフ
イネーブル:1 モノ/マルチ
●オシレター・グライド: アマウント・ボリューム:1 スピード・ボリューム:1 イネーブル:1 モノ/マルチ
ディレクション:1 A/B/C/D(A:Osc1 & 2 Up,B:Osc2 Up,C:Osc2 Down,D:Osc1 & 2 Down)
●VCF: エンベロープ・デプス:1 カットオフ・フレケンシー:1 レゾナンス:1 ペダル:1 オン/オフ
●エンベロープ・ジェネレーター: アタック・タイム:1 ディケイ・タイム:1 サスティン・レベル:1 リリース・タイム:1
●LFO: LFO ルーティング:1 FM/VCF/VCA
リセット:1 モノ/マルチ
ウェーブ・シェイプ:1 三角波/矩形波
●モジュレーション: レート:1 スロープ:1 ディレイ:1 デプス:1
●ボリューム: シンセサイザー:1 オルガン:1
●ジョイスティック: 左右:ピッチ,上:VCF モジュレーション,下:VCA モジュレーション
●リア・パネル: アウトプット:2 ポリ・シンセ,オルガン
ペダル・コントロール・ジャック:3 リリース,シンク,VCF
インターフェイス: シグナル・アウト,TM インプット
●電源: 110-120 V
●消費電力:
12 W
パネル:
フロント・パネル: パネルには左からオルガン音源,ボリューム,VCF,エンベロープ・ジェネレーター,ピッチをオート・ベンドさせるオシレター・グライド,波形を選ぶウェーブ・フォーム・セレクション,平行 5 度などのセッティングも可能なオシレターが 2 つ並んだピッチ・コントロール,LFO,LFO のかかり具合を調整するモジュレーション,そして鍵盤左にはピッチ・ベンドと VCA/VCF モジュレーションがコントロールできるジョイスティックが装備されている。
リア・パネル: リア・パネルにはポリ・シンセ,オルガンのアウト,リリース,シンク,VCF のジャックの並んだペダル・コントロール,そしてインターフェイスと称して,オシレターの信号が長いリリース時間で出力されるシグナル・アウト,オシレター 1 のピッチをコントロールする TM インプットのジャックがある。
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