Analog Synthesizer Lecture

Asperges Me の音作り

   a:概要   b:詳細

b:詳細


1.基本ベースサウンド

 基本ベースサウンドは以下のように、ピッチコントロールシーケンスと、リズム刻み用シーケンスの2種類のシーケンスだけから成り立っている。

 

Score1

 

Score2


 上記のようなフレーズを以下のようなセッティングのアナログシンセで演奏させてベースフレーズを作っている。

 

M1Seq1

 

上記の3種類のベースサウンドを一緒に聞く



ピッチコントロールのシーケンスで、アルペジオを弾くとベースセクション全体に演奏が反映される(上記譜例の54小節目)


 


2.トリルベースの音作り:


 トリルの入ったベースは以下の2種類のデータで演奏される。1つは基本になるベースフレーズ、もう1つはトリルを入れたい場所でゲート信号を出すためのトリルコントロールシーケンスである。


 この方法では LFO は常にトリルの信号を出しているため、トリルの感じが回ごとに違い面白い感じが出せる。

 

Score5

 

Score6

 

M1Seq2

 


 


3. ノイズパーカッションの音作り:
 

Score3

 

Score4

 

ノイズパーカッションの音を聞いてみる


 


4. メロトロンのサウンド:


 メロトロンは鍵盤数が少なく、演奏時の音域が限定される。そこで1度 Vintage-Keys でメロトロン用フレーズのシミュレーションを Midi データ上で作り、それをチェロ、ストリングス、フルートの3つ音に分けて本物のメロトロンで演奏を行った。

 

Score7

 

Vintage Keys によるメロトロン仮フレーズのサウンド:


 

上記にフレーズを元に作成した本物のメロトロンによるサウンド:

チェロ

 

ストリングス

 

フルート

 

3つを一緒に

 



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