Analog Synthesizer Lecture

音の3要素(3)/音量 & まとめ :

c.音量:

 ・音の大きい小さいで、波形の振幅(上下の振れ幅)による。

 ・振幅が大きければ大きな音である。

 ・振幅は時間と共に変化していく。例えばピアノは出始めが大きく、徐々に小さくなっていく。

 以下に同じ音程/音色で音量の違う波形を示す。

WaveLS
大きい音(上)と小さい音(下)


まとめ:

 ☆音は音程/音色/音量の3つの要素で成り立っている。

 ☆音程は音の高い/低いで波の数に依存する。波の数が多ければ高い音程になる。

 ☆1オクターブ上の音程の周波数は2倍である。


 ☆音色は音の柔らかい/硬いで波の形に依存する。

 ☆音色は倍音の含まれ具合によって決まる。倍音の一つ一つはサイン波である。

 ☆普通の楽器音(打楽器を除く)は正確な倍音列によって構成される。

 ☆金属を叩いた音や打楽器は非整数次倍音を含む。

 ☆風の音は雑音でなりたっている。


 ☆音量は音の大きい/小さいで波の振幅に依存する。


 ☆3つの要素は音の出始めから消えるまで常に変化している。


 


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