●SEQUENCER = シーケンサー
100 音を記憶できる簡易シーケンサー。作ったデータはバッテリーでバック・アップされるが,カセット等にデータとして残すことはできない。
データは全て一定の長さで記録され,1 つ 1 つのステップはモジュレーターの LFO/CLK レートの出すクロック信号で先に進んでいく。データ入力時はロード・ボタンを押してから,鍵盤を弾いて入力していく。このときレガート・キーを押しながら次のキーを弾くと,その音程はレガートに,REST を押せば 1 ステップ分の休符をインプットできる。
シーケンサーの演奏はプレイ・ボタンを押せばすぐに始まる。このとき,キー・トランスポーズを押しながらキーを押さえると,記憶したシーケンス・パターンを転調することができる。音程を元に戻したい場合にはキー・トランスポーズを押しながら一番下の C を押せばよい。
またレガートを入力した場合,エンベロープ・ジェネレーターのスイッチがゲートになっていれば,その音符のときエンベロープ・ジェネレーターは再起動しないで音が続く。さらにポルタメントがオートになっていると,その間だけポルタメントがオンになる。
これらをうまく利用すると,ウニョウニョした面白いフレーズが作れる。
またキー・トランスポーズはシーケンサーだけでなく,手弾き演奏時にも有効なので,難しいキーの曲を C のスケールで弾くといった事も可能となる。
●HOLD = ホールド
このスイッチをオンにすると,キーを押し続けたのと同じように音を出しっぱなしにすることができる。またシーケンサーやアルペジェーター演奏中に,これをオンにすると,演奏がレガートになる。このときエンベロープ・ジェネレーターのスイッチがゲートになっていればエンベロープ・ジェネレーターは音程が変わっても再起動しない。
●ARPEGGIO = アルペジオ
このスイッチをオンにすると押さえた鍵盤で自動的にアルペジオ演奏をさせることができる。アルペジオの速度はモジュレーターの LFO/CLK レートで変えられる。アルペジオ・パターンはダウンでは押さえている音程が上から下に,U & D(アップ&ダウン)では上下に,アップでは下から上に移動していく。
このときにもホールド,ゲート+トリガー,キー・トランスポーズのスイッチは有効なので,組み合わせると複雑なアルペジオ・パターンが簡単に作り出せる。
シーケンサーに記憶したパターンを演奏させながら、ポルタメントをオートにしたり、キー・トランスポーズを使ったりしてみる
アルペジオ機能を使い、簡単なパターンを演奏させキー・トランスポーズを使って音程を変えていく。また、モジュレーターをランダムにして信号をVCFに送り、1音ごとに音色を変える
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